法の不備の一端 2005/Jan/16(Sun)
先月発生した、よくある狩猟関連事件の一つです。 こちら (読売)
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2004年12月18日(土)
イノシシ猟の犬が路上で園児ら襲う、4人重軽傷…長野

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猟犬の制御もできない輩の言い訳は通用しますまい。で、たとえこのハンターの業務上過失傷害が立件・確定されたとしても彼は今後も銃狩猟は続行できるのです。
法の不備ですね。狩猟法や銃刀法に直接触れていない以上、狩猟資格の取り消し処分は無いのが実状です。
当欄過去ログ」こちら 上から7番目の欄の2003/Sep/24(Wed)付「甘い甘い銃所持許可」内の銃の 所持許可資格要件の文中リンクを御参照。

詐欺罪などで逮捕されても所持許可や狩猟許可は取り消しにはならないのです。
また、たとえ凶悪犯罪であっても銃刀法など本法に直接触れていない限りこと所 持許可等に関してはお咎めなしという恐るべき無政府主義が見られます。甘すぎますね。銃刀法・狩猟法のみならずいずれの刑法に違反しても、所持許可等は取り消し処分にすべきであるということは自明の理。
このあたりは警察庁や環境省など当該行政機関もさることながら、立法による是正が必要でありましょう。
所詮は自己中心 2003/Oct/24(Fri)
こちら(共同)
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2003/10/23 10:17
猟犬への鎖装着命じる 飼い犬襲われ た男性勝訴


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裁判官による被告のハンター への弾劾「猟犬管理より狩猟を優先する姿勢がみられる」は(分別より自らの殺生趣味を優先する姿勢がみられる) と容易に置き換えることが出来ますね。
殺生を趣味とするハンターの方々等が荒唐無稽にも「自分たちも自然保護に寄与」 などといくら言葉で言いつくろっても所詮は自己中心が馬脚というものではないでしょうか。