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優しいカミナリ
動物園からの回答 2004/Jan/17(Sat)
当コラム二つ下の2004/Jan/11(Sun) 日付「閉鎖するクマ牧場のヒグマを救おう!」を御参照ください。安佐動物公園から回答が送られてきました。
結論から言うと、私の陳情はダメでした。同意の方々は引き続きご協力お願い致します。
全国各地の動物園サイト(既述)はこちら
もちろん、私も引き続き他園に要望します。地元の園にも再度、説得できる材料がみつかれば再メールします。
以下は本日いただいたヒグマ引取り要請への地元動物園からの回答文です。

>今、全国の小さな動物園が次々と閉鎖されています。それらの動物は他の動物園
>に引き取られています。
>安佐動物公園では動物が安全に快適に暮らせるように考え、将来展望を持って
>飼育する動物を決定し、それに適した動物舎を作ったり改造したりしています。
>ヒグマとツキノワグマを並べて展示する効果は大きいと思います。しかし、動物の
>福祉を 考えるとクマを飼育するには動物舎が狭いのです。以前はヒグマも展示し
>ていましたが、ヒグマが老衰によって死亡したのを機会に、2つの動物舎を改造
>して一続きにしツキノワグマがゆったりと生活できるように改善しました。
>そのような経緯もあり定山渓のヒグマは安佐動物公園では収容する事を考えて
>いません。

神木放火事件からも銃所持基準の甘さが露呈 2004/Jan/16(Fri)
こちら(朝日)
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樹齢400年の神木焦がす
「タヌキをあぶり出そう」 警察・消防から大目玉
 
狩猟に熱中しすぎた輪島市の男性が樹齢推定約400年の神木を燃やしてしまいそうになり、消防車やパトカーが出動する騒ぎになった。 男性は警察や消防から大目玉。12日に木を診断した樹木医の立花武志さん(62)=寺井町寺井=は「こがした程度で、幸い大きな影響はないが、神木に火をつけるなどとんでもない話だ」と怒っている。
輪島署によると、ことの発端は1匹のタヌキ。
11日午前9時半ごろ、狩猟中の輪島市の飲食業男性(48)が狙ったタヌキが、伊勢神社(同市石休場町)境内の県 指定天然記念物「神明の大杉」(高さ約38メートル)内の空洞に逃げ込んだ。
タヌキをあぶり出そうと男性が根元の 穴の入り口近くで杉の葉を燃やしたところ、木に引火。消防車が放水してなんとか鎮火した。立花さんは「内部はあまり燃え ていないようだ。根に栄養を与えれば枯れることはなさそう」。肝心のタヌキはとっくに逃げていなくなっていた。
この大杉は地元で神木として扱われ、周囲を縄張りしていた。老木だけに芯材が腐食して15メートルの高さまで中空状態 になっており、ムササビやタヌキが根元の3カ所の穴から時々出入りしていたという。
近所の住民たちは「タヌキ汁に でもするつもりだったのだろうが、逆にタヌキに化かされたワイ」と苦笑。思わぬ「天罰」に男性は平身低頭で反省して いるという。
 輪島署は男性への対応をまだ決めておらず「わざとではないから放火ではない。神社境内での狩猟を 禁じた狩猟法違反の気はするが、これから判断が必要」と当惑した様子だった。
(1/13)
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無慈悲な人間に殺される寸前のタヌキを神様が御自身を 犠牲にしてまでお救いになった格好ですね。人間への警鐘とも受けとめるべきです。
追いたてられて神様の懐に逃げこん だタヌキを神木を燃 やしてまで捕獲しようとした殺生趣味の輩の下賎な執念にも呆れ果てますね。
「窮鳥懐に入れば猟師これを撃たず」と のことわざもあります が、この48歳飲食業ハンターは神の懐を畏怖する敬神の心など元来これっぽっちもなかったことの証左でしょうね。いいかえれば、だから狩猟などを趣味としているのです。ハンター一般も然り。このような手合 いに「鳥獣への無益な殺生をすれば等括地獄へ行く」などと説いても馬耳東風どころかすさまじい怒りの表明で自らをごまかすのみなのでしょうね。
さて、このハンタ-ですが、たとえこの罪で逮捕・起訴されても彼は銃所持許可を取り消されることなく明日からでも(逮捕の場合は1日程度の身柄拘束後の保釈直後から)狩猟を続けることが可能なのです。銃所持許可取り消しの要項は
傷害・暴行・誘拐・殺人罪等の犯罪を犯してしまった時点で鉄砲の所持許可は取り消しです。
これでは、たとえその輪島の犯罪ハンタ-が狩猟法違反で逮捕されてもこの事件で銃所持取り消しとまではいきませんね。まだまだ甘いとも言われる銃所持許可基準に実に根深く欠陥や矛盾が横たわっていることをこの事件を通して垣間見たような気がしました。

※当コラム2003/Sep/24(Wed) 付「甘い甘い銃の所持許可」も御参照いただければ幸いです。

閉鎖するクマ牧場のヒグマを救おう! 2004/Jan/11(Sun)
当コラム8つ下・7つ下のクマ牧場関連「中国の熊牧場の熊を助けよう! 2003/Dec/19(Fri) 」及び「中国ほどじゃないけど 2003/Dec/20(Sat) 」の続編です。
まず下記の の報道記事を御参照
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定山渓熊牧場閉鎖へ 入場低迷に加え施設老朽化  2004/01/06 15:00

札幌市南区の定山渓温泉の観光名所の一つ 「定山渓熊牧場」が閉園を決めたことが六日、分かった。来園者の低迷に加え、施設の老朽化も進み、飼育環境の改善が 見込めないと管理会社が判断した。外国も含めて譲渡先を検討したが、これまで見つかっておらず、当面、飼育は続ける。
(略)
昨年末に、ロンドンに本部を置く動物保護団体が同牧場など道内四カ所を含む全国八カ所のクマ牧場について「飼育密度が極めて高く、劣悪な管理状況にある」と改善を求める調査結果を報告したことも、閉園決定に影響したという。
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「外国も含めて譲渡先を検討したが、 これまで見つかっておらず、当面、飼育は続ける。」とありますが、も し引き取りの園がなかったら・・・あるいはあっても三十五頭すべてにあてがうことが出来なかったら・・・・・・
人間による勝手な処分や水面下で徐々に処分していく非道が懸念されると思うのは果たして私だけでしょうか?

自分にもできうることとして私が居住する自治体経営の 広島市安佐動物公園
に下記の要請メールを送付しました。

同意の方はそれぞれの地元公営動物園(民営はこと動物園に関しては先行き・永続性が不透明) に同様に意見送付していただければ幸いです。文言は私のそれをご自由に使ってもなんらかまいません。 (その場合、私とは御別人だとわかるようにしてくだされればなお幸いです。)
各地の動物園サイトはこちら
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広島市安佐動物公園御中

北海道 で某クマ牧場閉鎖とか・・
引き取り先が見つからない場合の処分が懸念されます。 ツキノワグマと違いヒグマは広島では
珍しい部類になりますよね。また、両クマの違いなど教育的効果も生じると思います。
何頭かの引き取りを検討されたらいかがでしょう?
ほんとうはそこのヒグマも自然に帰すのが一番なんだけど多分無理ですね。(私は素人です)
略(新聞記事URLなど)
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参考 (「ALIVEホームページ」内のクマ牧場関連)

莫大な血税が無駄な建て替えに工事に(怒) 2003/Dec/31(Wed)
こちら(共同)
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議員会館40年ぶり若返りへ 06年度に建て替え着工

(略)
2003/12/30 08:09
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総建設費約2100億円の建て替え工事。本当に必要なの?「はじめから建て替え建設ありき」なら「国民に十分な理解を得る説明」もむなしいと思います。加えてカバーアップの分国民を愚弄する罪は重いよ!
議員や役人の使う建築物は快適度なんぞ必要最小限でいいという考えはいつになれば根付くのだろうか・・・

それにしても議員会館に国際会議場を併設することが必要とは到底思われないね。まあ、「国民に十分な理解を得る説明」とやらのためのいい 訳に使うのが目的であることはミエミエだね。血税の無駄使いに加え悪質だね。
私が票を投じた政党(与党)の議員らもこの建て替え案には賛成したとも思われます。まさしく旧態依然とした役人や議員の経済感覚のままに。残念ですね。

これをきっかけに地方でも例えば県庁などの建て替えなどが推進されることが懸念されます。入れ物より中身が大切だという当たり前のことが通らないのが政治の世界。しかも、この財政難だというのに。

国会議員らへの信頼度はますます薄くなるのは必定ですね!

「マタギ特区」案は却下されました♪ (2) 2003/Dec/31(Wed)
秋田県阿仁町のマタギ特区案
>◇鳥獣保護法緩和、狩猟期間を延長
>阿仁町の「マタギ特区」は、独特のマタギ文化を伝承し、観光振興を目指す。鳥獣
>保護法の緩和で猟期を11~2月から11~5月に延長し、春グマ猟を復活させる。等

についての補足です。

以前はクマ撃ち猟友会員らによる当時の町長や町の職員らへの熊肉(熊肉だけではないだろうが)等の無償提供の慣行があったようです。(ソースは「マタギ」という映画のモデルにもなったとも言われる某有名クマ撃ち猟友会員による猟銃乱射殺人事件を扱ったノンフィクション こちら

今回、環境省が阿仁町のマタギ特区申請を却下したのもそのあたりの猟友会と町行政との過去(?)の癒着を鑑みてのことでありましょう。 むろん、あそこの実質公立とも思えるクマ牧場のクマをこれ以上増やしても仕方ないとの判断も働いたものと思われます。

それから、秋田県阿仁町以外の4つの自治体から出ていた狩猟への制限緩和を内容とする 各特区申請案も阿仁町のものと同様、全て却下になったことも付記しておきます!♪

「マタギ特区」案は却下されました♪ 2003/Dec/27(Sat)
七つ下の欄の「マタギ特区反対!」への補足です。環境省及び官邸内特区担当当該部局の皆様、この件では本当にありがとう!
こちら(河北)
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マタギ特区認められず 秋田・阿仁町提案

環境省などは26日までに、秋田県阿仁町が構造改革特区の第4次募集で提案した「マタギ特区」構想について、「不可」との判断を示した。

同構想は、阿仁町が発祥の地とされるマタギ文化の継承が狙い。狩猟期間の1カ月延長や国の特別天然記念物ニホンカモシカの狩猟、どぶろくの製造、販売などを求めていた。

狩猟期間の延長について、環境省は「鳥獣保護や生態系全体に影響を与えるので認めることができない」と回答。ニホンカモシカの狩猟についても「絶滅留意種として扱う県もあるので、狩猟鳥獣にはできない」などと認めなかった。

このほか、どぶろくの製造、販売については財務省が「現在認めている緩和は農業者に限っている。今後の特例措置の実施状況を見て判断したい」と態度を保留した。

農林業被害などの防止のため、ニホンカモシカの狩猟が可能なケースがあることなどから、阿仁町商工観光課は「現在の法律で特区の提案内容が実現できるよう、今後、具体的な方策を検討したい」と話している。
(河北新報)[12月27日7時3分更新]
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狩猟と鉛害 2003/Dec/26(Fri)
当コラム2003/Mar/9(Sun)付「狩猟と鉛中毒」(画面 一番下の欄)の続編です。

射撃場でもこれ。いわんや野山では・・・・ (朝日)
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クレー射撃場から鉛検出 羽咋市長
◆ 4年前から ◆ 対策
羽咋市は19日、市が管理する「散弾銃(クレー)射撃場」(同市滝谷町)の排水などから国の環境基準を上回る濃度の鉛が検出された、と発表した。鉛は散弾が酸性雨などで溶け出したものとみられるという。市の調査では4年前から一部の排水で基準を上回る値が出ていたが、市は抜本対策を施しておらず、本吉達也市長は「報告を受けていなかった」として陳謝。射撃場を08年度まで閉鎖し、今年度中に排水路に水質浄化装置を設けるとともに、散弾を回収する意向を示した。
市の説明では、市は94年度から射撃場一帯の水質を定期的に委託調査。今月11日に5カ所で鉛含有量を調べたところ、場内の湿地で国の基準値(1リットルあたり0・01ミリグラム以下)の24倍にあたる0・24ミリグラムを検出した。
また、これまでの調査では、射撃場外部につながる排水溝などで、99年に0・032ミリグラム▽01年に0・044ミリグラム▽02年に0・026ミリグラム??などの鉛を数回検出。市の担当課は実態を把握していたが、小規模な散弾の回収以外はしていなかったという。市はこのまま放置すると、将来的に農業用水などを汚染する恐れもあるため、抜本的な対策を取ることにしたという
この射撃場は80年にオープン。二つの射場があり、敷地全体の広さは民有地を合わせ約5万平方メートル。利用者は年々減少しており、昨年度は約2700人。毎年3月15日から11月14日まで営業していた。 (12/20)
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狩猟、それは環境汚しのチャンピオンにちがいないですね。もったいぶって犬も食わないような我田引水さながらの論で正当化するぶん、さらにたちが悪いです。

ALIVE(地球生物会議)も詳解 2003/Dec/26(Fri)
当コラム欄二つ下の「中国ほどじゃないけど」と五つ下の 「マタギ特区反対!」への補足です。
下記の「ALIVEホームページ」内の画面
こちら中の各項目を御参照。

あっ、以下は補足の補足です。
「マタギ特区反対!」 (5つ下の欄)で記した行政当局への意見書、4通から一通追加し計5通になりました。

政治家は猟友会を厳しく指弾せよ! 2003/Dec/23(Tue)
日常茶飯事のように起こるハンター犯罪が沖縄でも発覚しました。
こちら
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<金武町>休猟区でシギ撃たれる
【金武】21日午後3時ごろ、金武町並里の億首川に架かる福花橋付近で、鳥を観察に来ていた人が銃声を聞き付近を捜索したところ、川で死んだセイタカシギ2羽を発見した。
同区周辺は県が2004年11月中旬まで休猟区に指定しており、 基本的に狩猟や銃猟が禁じられている。セイタカシギも猟が禁止されている。億首川の両側には田芋畑が広がり正月用の
出荷作業の最盛期で畑に出る農家も多い。バードウオッチングに訪れる人も多く、関係者らは「禁じられた場所で、人もいる日中、 散弾銃を撃つとは考えられない」と憤っている。
現場を訪れていた県野鳥の会の又吉勇さんによると、同所近くでは、禁猟とされている鳥の死がいをよく見るという。
今回は水面にいたシギの群れに発砲した可能性もあり、「昼間に水平に銃を撃ったのであれば非常に危険だし、 モラルも何もない」と又吉さんは話す。
死がいとともに、緑色の散弾銃の薬きょう五個も見つかった。胴体には「RXP」「33-4」などと書かれている。
同日夜に具志川市内の動物病院で行われたレ ントゲン撮影では一羽のシギの頭など3か所に散弾の貫通した跡があった。(琉球新報)[12月22日13時23分更新]
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これだけ犯罪が頻発していながら社団法人「大日本猟友会」首脳は頬かむりか!?ま、ハンターの犯罪は昔から 多かったがネットが普及した今、(発覚は氷山の一角であれ)国民の目は厳しい
と思う。
各政党の特に環境部会&内閣部会(銃問題)は事態を重くみるべき! 政党人として政治家たちは猟友会を厳し く指弾する行動が強く望まれます。

中国ほどじゃないけど 2003/Dec/20(Sat)
日本のクマ牧場も・・・
こちら
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クマ牧場、環境劣悪と訴え 国際動物保護団体が調査
(略)
(共同通信)[2003/12/04 09:50]
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もし、事実なら当然、政府や自治体は動かないといけないね。それから、調査なども言われてしぶしぶやるのではなく 行政みずからが率先してやらなければなりませんね。調査自体をしないとか(調査の)実体がないというのが言語道断で あることは言うまでもありません。
それから、親グマが撃たれて死にはぐれた小熊を行政が安易にクマ牧場に送ったり するケースもありますが送る前に役人はクマ牧場の実体を知らなければなりませんね。同牧場に送りさえすればすむ問題ではありません!
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