当コラム4つ前の2003/Aug/29(Fri)付「鳥獣保護員の約9割が」も御参照ください。それを確認するような事件が起こりました。
***飼い猫など撃って虐待の疑い 静岡県猟友会長を逮捕***
静岡県警沼津署は10日、同県沼津市下香貫宮脇、会社役員で同県猟友会会長○○○容疑者(76)を銃刀法違反(発射制限)、動物愛護法違反(保護動物の虐待)などの疑いで逮捕した。
調べでは、○○容疑者は今年4月27日、近所の男性(52)の飼い猫を狩猟などに使う空気銃で撃った疑い。また5月3日、自宅でカラスに向け、空気銃を発射するなどした疑い。○○容疑者は容疑を否認しているという。
猫は弾が当たった右足の骨が折れていたという。飼い主がけがに気づき、獣医師に見せたところ銃で撃たれていることが分かり、同署に相談した。同署が猫にあたった弾と○○容疑者の銃を鑑定したところ、線条痕が一致したという。
○○容疑者は昨年5月から県猟友会の会長をしていて、けがをした鳥獣の救護などをする県の鳥獣保護員もしている。
(9月10日朝日新聞)
>会長逮捕に猟友会衝撃 沼津の飼い猫狙撃事件
---------------------------------------------------------
ネコやカラスを空気銃で撃ったとして、沼津署はきょう、県猟友会会長で沼津市下香貫宮脇の会社役員、○○○容疑者(76)を動物の愛護に関する法律違反などの疑いで逮捕しました。調べによりますと○○容疑者は今年4月、自宅周辺で飼い猫に向けて空気銃を撃ち命中させた疑いが
もたれています。飼い主がネコを獣医に見せたところ、レントゲン検査で銃弾が見つかったため事件が発覚していました。○○容疑者は5月にもカラスに向けて空気銃を撃った疑いなども持たれています。○○容疑者は容疑を否認しています。
(静岡朝日テレビ9月10日付報道)
------------------------------------------------------- 殺生銃は理性を喪失せしめる。否、元来、理性なきがゆえに悪趣味に走ったか。
※後記
猫を空気銃で撃ち罰金50万円
近所の飼い猫を空気銃で撃ち、足にけがをさせたとして、沼津区検は19日、銃刀法違反(発射制限違反など)と動物愛護法違反などの罪で、会社役員で静岡県猟友会の○○○会長(76)を略式起訴した。沼津簡裁は同日、罰金50万円の略式命令を出し、○○会長は仮納付した。
○○会長は当初、容疑を否認していたが、自分の飼い猫が隣家の飼い猫にかみつかれ、顔が血だらけになったため発砲したと起訴事実を認めているという。
起訴状などによると、○○会長は4月27日、沼津市内の自宅の庭に入ってきた隣の家の飼い猫を空気銃で撃ち、右後ろ足を骨折させた。○○会長はカラスに向けて空気銃を発射した容疑でも逮捕されたが、沼津区検は証拠不十分のため不起訴とした。
[2003/9/19/17:26]日刊スポーツ |